いつものように一人で、考えるために書いています。
そう、やっと内科を卒業。今はついに本番の救急のローテーション。また病院は変わって、MGHという病院にやってきました。まずは軽症患者さんのくるfast trackから。忙しかった。
とにかくこちらに来て2ヶ月。過ぎてしまえば速いもの。4年間の24分の1が終わっちゃったんだ。どれほど成長したんだろう?評価されてうれしい部分もあるけども、まだまだだと思う。
1. 英語。やっぱり。いつもいつもこれを書き続けています。いつまでも最大の鬼門。やはり患者さんの問診で肝心なところを聞き逃している可能性もあるし、ディスカッションでどうしても尻込みしてしまう。わかっていても出だしが遅れる。歯がゆいんだよね。どうしたらいいのだろう。僕はもともと社交的ではないので、会話に花をさかせるわけでもない。。。積極性が失われるのが一番良くない。僕が去年沖縄で楽しむことができたのは、恥を捨てた前向きさだったはず。
-->まだ僕はインターン。日本での経験があるというプライドを捨てて、失敗を恐れず、かっこつけず、カンファでも前に座り、どんどん発言しよう。発言しようとする姿勢は、集中力を生む。ひとつひとつの積み重ねで遠くに行けるのだから。沖縄時代を思い出そう。けっしてmedical knowledgeでは負けない。そして間違えたことは忘れないからね。まだここは恥をかいていい場所。
患者さんとの会話はとにかく集中力だよね。仲間、指導医との会話は一つの作戦が。。外人であることの強み、わからない言葉の意味を質問する、これは一石二鳥?
2. 医学知識
これは僕の強み。同期のインターンより経験が長いから当たり前か。。とはいってもこの武器はいつまでも持っていたい。ただアメリカ人は良くできる。しかも口がうまいから、もっとできるようにみえる。ここは誰にも負けたくないし、プロとしては常に磨かなければいけない。日々の症例を復習するとともに、すこしづつRosenを読もう。
3. 研究
僕はアカデミックスに興味があるし、せっかく研究の盛んな施設にいる。アメリカに来てただ臨床だけではもったいない。ただ今はアイデアを模索中。救急自体の経験はあまりないし、せっかくなら素晴らしい先生と、自分の興味のある分野で研究をしたい。今年中にはそんな人と分野を見つけて、取りかかりたいと思ってます。ぜったいにやるぞ!
計画その2は、うちの部長先生が6年前に出した救急のハンドブックの第2版をつくれたらいいなとも思っています。夢のまた夢ですが。
4. ヒト
とのつながりがまだ薄い。ここに来たときの目標のひとつはこのつながりを広げること。まだどんなヒトがいるのかわかりませんが、素晴らしい先生がかならずやいるはず。そして同期とのつながりを深めること。僕が日本に帰ったとしても、このネットワークは人生の財産になるはずです。
ただそれを見つけるには、少し背伸びして、怖がらずにあたることです。モチベーションはあっても、引っ込み思案で、英語のせいで、縁を築けなかったらもったいない。常にチャンスを求めて、あたってくだけます。
毎日頭がボーッとするくらい疲れますが、がんばろう!
Pain is inevitable. Suffering is optional.