2008年6月23日月曜日

ガスを抜く

ひさしぶりにこっちの日記を書こうと思います。新しい日記はすこしオフィシャルな感じで研修についての真面目なことを(書けていないけど)、こっちは、自分の感情を整理するために、書く、というのが目的なのです。


ボストンに来てはや3週間。オリエンテーションもはじまり、14人の同期にもあい、毎日のオリエンに飽き、歓迎会にすこし疲れてきてます。僕は比較的長く一人の時間が必要なので、こういう生活は疲れてしまいます。まあだれでも入りたてはそうだよね。


そして今週金曜日からは、ついに3回目の研修医生活が始まります。それも異国の地で。。。去年までもアメリカの病院だったけど、あっちはすこし甘かったし、同期は日本人だったからね。もう言い訳はできません。毎日おなかが痛くなる日々です。


いろいろな不安があり、恐怖を感じ、ストレスとなっているようです。
1、なによりも言葉の不安。もともと人見知りでだし、社交的ではない自分。ましてや母国語ではないので、より腰が引けてしまいます。病棟に出てからも、患者さんとはokayだと思うけど、医者どうしでミスコミニケーションがあったらと、怖くなってしまいます。
→ まあ考えすぎてもしょうがないよね。失敗は成功の母だし、全く英語がだめだった僕がここまで来れたんだから、まだ行ける気がする。すでにまあまあしゃべれるし、我慢してかつ積極的でいれば、もっと伸びるよね。そして、自分のことばかり考えないこと。30にもなって情けないですが、まだ自分のことばかり考えてしまいます。同期はどう思っているだろうとか、英語がだめだと思われていないかとか、つまらないことばかり。そんなことより周りに意識を向けて、働きかけないとね。そうすれば恐怖もとれるはず。


2、始まる研修医生活。また1年目のヒヨッコからです。日本のそれも厳しかったですが、こちらももちろん厳しいようです。心身ともに疲労し、アメリカ人でさえ一回は泣くようですから、僕も必ずやおちこむでしょう。でもそんなものだと思わなければね。あまり期待はせずに、でも楽しんで(寝れないことも、朝早く起きることも)、そして困難は乗り越えなければいけないことを肝に銘じて、一日その日だけをみて働きたいですね。


去年も沖縄生活がはじまった時は、自分がそこで英語を使って働いて、卒業することなど想像ができませんでした。でもできたんだよね。それも楽しく。これは周りの人々に非常に恵まれたことが大きかったでしたが、自分の気持ちをとにかく前向きに積極的にできたことが良かったんだとおもいます。こっちでも格好つけずに、どんどんチャレンジしていきたいと思います。


張りつめた日々ですが、書くこと/走ることでガス抜きです。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。「ER留学記」から飛んできました。私も、同じ大学病院での研修医時代に海軍病院を目指しましたが不合格になり、臨床留学は諦めてしまいました。今は、臨床留学をしている人の奥さんになり、昨年よりアメリカに滞在しています。いいぞ!と気持ちよく読めるブログですね。ご家族の方共々、どうか健康に気をつけてお過ごしください。これからのご活躍を楽しみにしています。

kohei hasegawa さんのコメント...

ポチさん、ありがとうございます。

アメリカにいらっしゃるのですね。
僕の場合も奥さんがついて来てくれて(彼女は研究職を探し中です)、力を合わせて頑張っています。というか僕が頼り切っています。本当に一人では生きることはできないですよね。

ポチさん、ご家族のご活躍を楽しみにしております。