2008年1月11日金曜日

僕とメジャーリーグ

戻ってきました。やっぱりこの街は親しみがあります。ホームって感じ。
今日は中心街に宿をとりました。11月に働いたところとは全然雰囲気が違います。
古いアメリカの町です。とても素敵です。Penn大学のあたり歴史の重みがあるんだよね。
僕はこの町が好きです。

相変わらず人気のないけもの道です。でも歩きたい道です。変なストレスいっぱいですが、やりたいことやっているのです。そう僕の海外留学の夢は、おそらく英語にたいするコンプレックス、太平洋の彼方の幻想(根拠のない)から始まりました。今は教育に良い環境?を求めるということよりも、まったく違う環境で、腕一本、心意気一本でどこまで行けるかというチャレンジです。あと1年の命と言われたら、まずこれだけはやらなきゃいけません。(胸を張って日本の医療のためだ!とは言えません)まるで野球選手が大リーグに行くみたいですね。僕はまだまだそんなにすごくはないけれども。。。そう日米の野球はどっちが素晴らしいとかではないはずです(ポイントポイントの良し悪しはあっても)。たしかに違いはあります。どちらでトレーニングしても良い選手になれるはずです。ただし、世界中から頭脳の集まってくるこの国で真剣勝負で揉まれることは、絶対に素晴らしい経験になるはずです。


何年この国にいるかはわかりませんが(もうマッチする気でいます。。)が、結果として日本に帰って、日本の医療をよくしたいと思います。こんな変な経験もどこかで役に立たせることができるはずです。なんていってもこれまで僕を育ててくれた人・友人の恩返しに、そして亡くした友人と患者さんのためにも。これはぼくにとっての北極星みたいなものですね。


さあ明日はホテルからすぐ先のJefferson大学との面接です。これからいわゆる一流どころ(ハーバードX2、イエール、ペン大、ヘンリー・フォード)が続きます。

でもね、やることは変わらないはずです。
そりゃあ日本でも名がとおるところならハクもつきますが、教授を目指しているわけでもありません(医局というシステムで働けるほど我慢の出来るほどのじぶんではありませんしね)。どこにいってもベストを尽くすだけです。結局は、人間力と、どんなところでも努力してトレーニングを積むことが大事です。ヤンキースとかレッドソックスでプレーするのもかっこいいけど、ロッキーズで頑張った松井はすごいですからね。いつも通りの自分を出して(面接は小手先のテクニックではありません。人間と人間のぶつかり合いです)、自分と家族がHappyになれるような相性のいいプログラムを探すだけのことです。

いろいろな街を訪れて、たくさんの見知らぬ人に会って、ストレスで腹痛くなって、いっぱい失敗して、そんな贅沢な時間をあと3週間過ごせます。
人気のなくて、デコボコだらけで、先もみえない道ですが、自分の選んだ道です。後悔はありません。ずーと先の北極星は見失わないように、そして近づけるように歩きます。

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